日本は世界でも有数の超高齢者社会です。65歳以上の高齢者は2024年に総人口の29.3％を占め、2030年には31.3％となることが予測されています。50歳以上の人口に関しては2025年５月１日時点の概算値で50.4％と発表されました。日本は５０歳以上が２人に１人、６５歳以上の高齢者は３人に１人となるのです。（総務省統計局「人口推計」より）

 

このような人口構成の変化は、社会全体に大きな影響を及ぼしています。

 

特に、企業の雇用制度は大きな転換期を迎えています。65歳までの雇用確保は全ての企業に義務付けられており、さらに厚生労働省は2021年より、希望者が70歳まで働ける制度の整備を企業の努力義務としています。実際、多くの企業が定年を60歳から65歳へ延長しており、70歳定年制や定年廃止に踏み切る企業も増加しています。

 

企業にとって高齢者の雇用問題は早急に手を打たなければならない大きな課題です。従来のような受け皿的な雇用ではなく、戦力として活躍していただかなければなりません。もはや、企業の持続可能性を左右する重要な経営課題となっているのです。

 

そこで課題となってくるのは、シニア社員のモチベーションアップです。

 

シニア（高齢者）となると、雇用形態も変わり、役職定年や再雇用となります。給与も下がり、役職も返上します。今まで、管理職としてバリバリ働いていた彼らが、どのような存在で会社に居たらよいのか、屈辱と戸惑いからのスタートとなります。頭ではわかっていても、ネガティブな感情になってしまうことも理解できます。

 

シニア社員モチベーションアップ研修は、企業人として「残された時間に何をすべきか」を考えていただき、情熱の火を再び灯していただく研修です。

 

定年を見据えてくる50歳からの社員層にも有効な内容となっております。