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コミュニケーション|意見の伝え方【社員教育相談室】

- 断定的な表現は誤解とトラブルを生みやすい -

1.  断定的な表現は誤解とトラブルのもと

義務教育でコミュニケーションという科目を設けてはどうかと思うほど、昨今の職場ではコミュケーションの問題が多く寄せられます。

 

コミュニケーションは、生まれついてのセンスによるものと見られていますが、そうではありません。誰でもコミュニケーション力は伸ばすことができます。少しの知識と、言動や行動を変えるだけで相手に与える印象は全く違うものになるのです。

 

今回取り上げる「相手に意見を伝える」についても同様です。意見を伝える時のコツを知っているだけで、結果は大きく変わります。

 

まず、相手に意見を伝える時に絶対にやってはならないことは、「断定的な表現」です。断定的な表現をする者同士が議論をした時にどうなるかは、考えなくてもわかります。ケンカ別れになるのがオチ、建設的な議論にはなりません。議論そのものに勝敗をつけたがり、本来の目的から外れてしまうこともよくあります。

2. 自分の立場を告げるだけで建設的な議論に変わる

意見というのは、それぞれの立場によって異なるものです。

 

営業からの意見と製造からの意見が違うのは当り前です。

 

意見を述べる時には、たった一つのルールに気をつけるだけで、相手に与える印象が変わります。

それは、自分の立場を明確に告げて話すことです。

「営業の立場からすると、今回のイベントについては○○が良いと思えるのです。」

「製造の立場からすると、この納期では生産が間に合わないか、間に合わせるには品質が落ちる可能性があり、リスクは大きいと思えます」

 

というように、○○の立場からするとのひと言を添えるだけで、その意見は途端に客観的になるのです。

会議の席であれば、経営陣はそれぞれの立場からの意見をまとめ、結論が出し易くなります。現状をイメージすることができ、間違った経営判断をしなくてすむようになるのです。

 

自分の立場を明確にした発言というのは、当り前と言えば当り前ですが、日本人特有の「それくらいわかっているだろう」「察して欲しい」という甘えから、そのひと言を怠ってしまうことが多いのです。コミュニケーショントラブルの多くは、誤解から生じます。意見を伝える時には、「○○の立場からすると」の言葉を添えることを社内ルールとするだけで、コミュニケーションが良くなり、生産的な会社に変わるかも知れません。

 

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