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社員教育相談室

2020年の新入社員研修【社員教育相談室】

- 新型コロナウィルスによって研修を受けられなかった新入社員をどうするか-

1. 新型コロナウイルスの影響

本来であればオリンピックに湧いていたはずの2020年、私たちは経験したことのない出来事に遭遇しました。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行です。

 

感染症予防のため「人と人との距離を取る」ことを政府は呼びかけ、企業にはテレワークという勤務スタイルを求めました。

 

また、最初の流行の時期が3月・4月であったため、多くの新入社員研修が延期や中止、またはリモート研修での実施となりました。

2. 明けない夜はない

この感染症は、まだ収束には至っておりません。これから先のことも予測がつきません。とはいえ、社会の混乱は永遠には続かないことも確かです。

 

「人と人との距離を取る」ことも解消されます。元の日常に戻る日は必ず来るのです。人類の歴史の中で、感染症によって人と人との距離が遠くなったまま戻らなかったことはありません。人の繋がりが社会であり、生きる喜びがそこにあるからです。

3. 「いつもの会社」を知らない新入社員

さて、新入社員研修を中止、またはリモート研修に切り替えた企業の皆さま、時期を見て、新人の皆さんに例年と同じスタイルで新入社員研修を経験させてあげてください。

 

本来なら、期待と不安に胸躍らせながら、無我夢中で始まる社会人一年生は、今年、大きな戸惑いの中でのスタートとなりました。

 

マスクをつけての仕事は、お互いの表情がよくわかりません。自分の顔も覚えてもらえません。上司、先輩、お客様の顔と名前を覚えるのも一苦労です。大きな声での会話や飲み会の自粛により、同期の距離も遠いままという新入社員も少なくありません。

 

テレワークはもっと過酷です。職場を知らないからです。既に会社に慣れ親しんでいる社員ならともかく、初めの一歩がテレワークというのは、シャワーのように会社の情報を浴びる必要がある新入社員にとっては、大きなハンデとなります。

4. 新入社員にリスタートの機会を

2020年入社の新入社員は、本来の社会生活とは異なった経験からスタートしています。

 

そして、新型コロナウイルス感染症の「騒動」が収まり元の日常に戻った時に、違和感を感じるのは新入社員の皆さんです。

 

新入社員の皆さんは、「コロナ騒動ではない会社」「いつもの会社」を経験していないのです。ましてや新入社員研修も実施できていません。

 

リスタートの機会として新入社員研修の実施をお勧めします。

5. 知っていることをできるようにする

 

新入社員研修は、長いビジネス人生をしっかりと歩くための基本の研修です。 基本とは何でしょうか、それは「社会人としてのコミュニケーション」の取り方なのです。挨拶や身だしなみ、報告、連絡、相談、指示の受け方といった仕事を通して良好な人間関係を築きながら成長していくためのベースを作ります。

 

誰もが知っていること、当たり前のことを大切と捉えることができるか。そして実行できるかが、長いビジネス人生の中で大きな違いとなることを、心からわかっていただくための研修です。

6. 「会社の財産は社員です」だから教育は必要なのです

 

リモート研修では「知ること」はできます。しかし、そこから先の「知っていることをできるようにする」ところまでは至りません。

 

新型コロナウイルスの影響で、例年のような新入社員研修を受けられなかった新入社員にとっても、これから長いビジネス人生を歩んでいくことは変わりありません。長いビジネス人生に比べると、コロナ騒動は一瞬でしかないのです。

 

コロナ禍が落ち着くまでは、計画通りに進まないことも多いでしょう。新入社員研修は中止ではなく延期 、世の中が正常に戻った時に「新入社員研修」でリスタートさせてあげることは、長いビジネス人生を歩きはじめた新入社員にとって、大きな価値があるのではないでしょうか。

 

会社の財産は社員です。これはいつの時代も変わりません。

 

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