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上座・下座

上座・下座を知っていますか?

位置や順番のことで、大切なことです。

上座・下座

1. 上座・下座を覚えておこう

上座(かみざ)・下座(しもざ)という言葉は聞いたことがありますか?目上の人やお客様が座る席を上座、目下の人や接待する側が座る席を下座といいます。 上座の方がより安全で心地良い席です。
応接室などの部屋の他にも、車、エレベーターにも上座・下座があります。
どこが上座か、基本となる条件を覚えていきましょう。上座は「奥の席」とも言います。 お客様に上座を勧める時は、「奥の席にどうぞ」と声をかけます。

2. 上座・下座が大切なワケ 

上座・下座という言葉は、馴染みが薄く、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。しかし、実は上座・下座はとても重要なマナーで、これを間違えたり、怠ると、お客様を大いに怒らせてしまうことにもなるのです。

 

上座・下座は座る位置(席)、立つ位置です。「お客様・社員」「上司・部下」「先輩・後輩」というように、役職や年齢、立場に対しての敬意の現れです。地位・役職・年齢が無視されたらどうでしょうか。自分の存在そのものを否定された、無視された、ぞんざいに扱われたという気持ちになります。

 

位置や順番に対する日本人の感覚は、実はたいへん敏感です。

 

例えば、サミットや世界各国の代表が集まるような席の写真撮影は毎年話題になります。何が話題になるかというと、立ち位置です。日本の総理大臣がどの位置に立ち、写真に収まることができるかということです。

上座である中央の位置に立てば、重要視されたと捉え、隅の方の位置に立てば軽視されたと捉えるからです。

 

ですので、上座・下座にたいして日本人はとても敏感です。粗相のないように、正しい知識を身につけましょう。

2.  応接室での上座

応接室での上座の条件は、

・入り口から遠い
・ソファと肘掛椅子の場合はソファが上座

・絵が掛かっている場合は、絵を正面から見ることの出来る位置


上座下座

 

①が一番の上座(上席)、

②、③、④という順になります。

和室の場合は、床の間に近い席が上座となります。
床の間は神聖な場所だからです。

3. タクシーの上座

タクシーの上座の条件は、

・安全性(運転席の後ろが一番安全)
・乗り心地

車の席順

タクシーでの上座は、①→②→③→④となります。

理由は、
運転席の後ろが一番安全なので①が一番の上座です。
③は、事故がおきた時に前方に飛ばされてしまう危険性の強い席です。
④は、タクシーの場合、行き先の案内や、料金のやり取りなど、幹事的な役目の席となるので、一番の下座です。

4. エレベーターの上座

エレベータの順番

 

エレベーターの上座は、①→②→③→④の順になります。
操作ボタンの前が下座です。
お客様をエレベーターにご案内する時は、先にエレベーターに乗り込み、「開く」のボタンを押してお客様を招き入れます。先にお客様に乗っていただく場合は、外のエレベーターのボタンを押してお客様をご案内します

5. 会社の人の順番は何で決まる?

社内の順番は、
1.役職
2.社歴
3.年齢
この3つで決まります。


一番に考えるのが役職です。

同じ役職の場合は社歴を見ます。
役職も社歴も同じ場合は、年齢です。

6. 譲るという気持ち

上座・下座という基本のマナーがありますが、
実際には、いろいろなケースがあります。
時には、お客様が心地良いかどうかを基準に、臨機応変な対応も必要です。
お客様を大切にする気持ち、そして自分は譲るという気持ちを大切にしていきましょう。


礼儀やマナーは、お互いが気持ちよく生きていくための人類の知恵なのです。

 

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