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LERNING SPACE

新入社員に伝えたい「仕事の意味を感じているか」 

今年もまた、新入社員が入ってくる。ぜひ彼らに伝えて欲しいことがある。今はわからなくても、いつかわかる時が来るだろう。それは、仕事に意味や価値を与えられるのは、他の誰でもない、自分自身であるということだ。

 

そしてそれを忘れた時に、人は強いられ、率いられ、やらされているという意識に捕らわれる。そうなったら、何をしても楽しくない。学生時代の勉強を思い出せばわかるだろう。やらせれている勉強ほどつまらないものはない。

 

1. その先にある笑顔を大切にするんだぞー!

東京ディズニーシーに「タートルトーク」というアトラクションがある。

ウミガメのクラッシュと観客が会話をするという参加型のイベントだ。

「よおし、今度はみんなの番だ。何かオレに質問がある人はヒレあげてくれ。なんでも答えるぜ、さあ、どうだ。」

ウミガメのクラッシュがグルリと会場を見渡す。そしてひとりの観客を見つけた。

「前から二列目、真ん中通路側の首の周りに昆布がからみついているそのお嬢さんだ、こんにちは」

ウミガメのクラッシュの呼びかけに女性は答える。

「こんにちは」

「名前は何て言うんだい?」とクラッシュ

「ナオコです」

「ナオコよろしく、ナオコの質問はなんだい?」

「えっと、働きたくないんですけど、どうしたらいいでしょうか?」

「働かなきゃいいんじゃないかい?」

ウミガメのクラッシュの率直な回答に笑いがドッと沸き起こる。

「そういうわけにはいかないのか?ナオコ!」

「ちょっと食うに困っていて、、。」とナオコが答える。

「人間の働くってどういうことなの?」クラッシュが質問する。

ナオコは丁寧に答える。「朝起きて、会社っていうイヤなところに行って、イヤなことをさせられ、お昼を食べ、またイヤなことをして、お家に帰ります。」

「へえー、そのイヤなことっていうのは、例えば、どんなことなの?」クラッシュが質問する。

「パソコンっていう機械にずっと向かったり、人としゃべったりしています。」

さらにクラッシュはナオコに問いかける。

「それはさあ、最終的には誰かを笑顔にしてるのかい?」

「してる、はずです。」ナオコはゆっくり静かに答えた。

「はあーーー!じゃあナオコ、別に嫌なことじゃないんじゃないかい?ナオコは目の前のことにしか目を向けてないから、イヤなことだと思うんじゃないか? その先の誰かを笑顔にしてるっていうことをちゃんとわかれば、それはイヤなことじゃなくなっていくんじゃないのかな。どうだい、ナオコ?」

「明日から頑張ります!」ナオコは明るい声で答えた。

 

これは実際の会話の中身だ。自分のしている仕事の「その先にある笑顔」を感じることができれば、同じ仕事でも楽しくなる。しかし、それを自力で見つけることは簡単なことではない。クラッシュとの会話から、ナオコという女性は素直で、優しい人物であることが伺われる。その彼女ですら、日々の仕事の価値を見いだせないで悩んでいた。皆さんの職場にも、ナオコと同じ無力感にとらわれて、仕事の意味を見失っている若者はいないだろうか。

 

ナオコはウミガメのクラッシュによって、仕事の意味を見つけることができた。できれば、職場の上司がクラッシュのような存在になりたいものである。

 

2. レンガ職人の話

有名な「レンガ職人」の話はご存知の方も多いだろう。ビジネスの世界でよく引用される話のひとつでもある。

 

ある旅人が、炎天下でレンガを積んでいる3人の職人に声をかける。

「あなたは何をしているのですか?」

 

1人目は、不機嫌そうにこう答えた。

「見ればわかるだろう。レンガを積んでいるんだ。

朝から晩まで、ただこのレンガを積むだけさ。大変な仕事だよ。」

彼にとって仕事はただの作業であった。

 

2人目は、少し落ち着いた様子でこう答えた。

「私は壁を作っています。これが私の仕事で、家族を養うためにやっているんです。」

彼にとって仕事は、生活のための手段であった。

 

3人目の職人は、目を輝かせながらこう言った。

「私は大聖堂を作っているんです。多くの人が祈りを捧げる、美しい場所になるでしょう。その一部を私が作っているんです。」

彼にとって仕事は、大きな使命や意味のあるものであった。

 

3人とも「同じこと」をしている。しかし、彼らの見ている世界はまったく違う。

同じ仕事でも、「何のためにやっているのか」「この仕事は誰の役に立つのか」を想像することが出来るかどうかで、仕事に向かうメンタルは変わる。そして、仕事の質も変わってくる。

 

3.仕事の意味は、自分の気持ちひとつ

世の中の仕事には、意味の「ある仕事」と「ない仕事」があると捉えている若者は多い。しかし、本当は違う。職業や肩書によって仕事の意味が決まるわけではない。どんな仕事にも意味を持たせる人がいる。そして意味を見いだせない人もいる。

 

例えば、多くの人が「意味のある仕事」だと思っている医師も同じである。患者の存在を見失った瞬間、ただの作業になる。患者とカルテをさばくだけのルーティンとなる。病名を告げ、処方箋を書き、次の患者を呼ぶだけの日々。

 

学校の先生も同じである。情熱を失った公立学校の教師は、保護者からこっそり「公務員」と呼ばれている。

 

また、上記の例とは逆で、自分の仕事に意義を見出し、熱心に取り組み、伝説となっている人々もいる。羽田空港の清掃員である新津春子氏の名前は聞いたことがあるだろう。また、ホテルニューオータニのドアマン、吉川和宏氏も有名である。3000人のお客様の顔と名前を覚え、極上のおもてなしをしたという伝説の人物だ。

 

仕事には必ずお客様がある。そして、「誰かのため」につながっている。「この仕事が、誰の役に立つのだろうか」それを意識するだけで、仕事への向き合い方はまるで変わる。やらされる仕事が、やりたい仕事になる。義務が、使命になる。そしてその領域に入り、行動できるのは、他の誰でもなく、自分次第に他ならない。仕事の意味を自覚した時、本当の意味で、仕事がその人のものになり、唯一無二の価値が生まれるのである。

 

4.新入社員に伝えて欲しい

 

皆さんの会社に入ってくる新入社員に、ぜひこのことを伝えて頂きたい。「あなたの仕事が、人の役に立っていること、そして誰かを笑顔にすることに繋がっていること。それを、忘れないでいてほしい。」

レンガ職人も、満員電車で通勤する会社員も、クラッシュに問いかけられたその女性も、みんな同じだ。意味は、誰かに与えられるものではない。自分で見出さなければならないということ。

 

 

 

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