社員研修のグリーンサン企画

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メールマガジン【ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」】

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(2004.9.6. 発行 )「いまどきの若者は」

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ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
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   今年は台風の当たり年ですね。
酷暑の高気圧が原因しているようです。
浅間山も噴火するし、地震も多いし、何にもなければ良いのですが…


先日お会いした方が「若い部下とどう接して良いのかわからなくて…自分に
とっては彼ら宇宙人なんだよ…」と仰ってました。
「宇宙人、か…。」と思ったのですが、ふと考えました。昔からよく若いや
つらの考えていることがさっぱりわからん!なあんて言葉を耳にする機会が
多くありましたよね。

やっぱり時代というものは流れている証拠なんだろうと思うわけです。
新入社員の研修のときによく使うセリフです。

「皆さんがこれまでいた学校という社会は長くて6年、世代も上級生の上限
が6年の違いでしたよね。多少の違いはあっても同世代でした。
ところが、ビジネスの社会では最上級生は少なく見積もっても25,6歳の
年上の方が同じ土俵で仕事をするわけです。コミュニケーションの難しさを
痛感するはずです。皆さんの上司・先輩に当たるわけですから、気に入らな
いから知らん顔するわけにはいきません。自分から積極的に関わっていかな
ければなりません。(云々と続く)」

ここからハードルを意識させての職場での姿勢態度をトレーニングしていき
ます。


新入生と25,6年生とでは世代間ギャップがあるのは仕方ありません。
団塊の世代などに代表されるようにそれぞれの世代にも特徴がありますから、
1年ごとの違いがあるわけではないのですが、各世代層でやはりわからない
ことだらけなのでしょう。
生活環境や受けてきた教育そのものが異なる可能性が大きいですから一概に
こうすれば良い、というのはないのですが、ひとつだけ提唱したいことがあ
ります。

困ったときは、人間関係の基本に戻ること。

ふつう、人は何によって他者を判断するか。ということです。
何か難しいことになりそうですが、ごく簡単に。自分の存在を理解し、認め
てくれるか否か、ということだと思います。大きい意味でも小さい意味でも
存在価値を認めて関わってくれる人には心を開きますし、無視される人には
絶対に心を開きません。

「私がここにいることを知っていてくれる人」には自分のことも分かっても
らいたいと思うのが多くの人の深層心理でしょう。

世代の違いから「やつらは分からん」というだけではきっとますますそのギ
ャップは大きくなり、ひいては必ず仕事の成果にも影響が悪いほうに出ます。
で、あれば、彼らを認めるところからスタートしてみたら良いと思います。

まず、彼らに何でもいいから興味を持つことです。
変なプライドは捨ててくださいね。まず私たちの側から近寄っていくことで
す。これはかなりの確信をもって言えます、このギャップを感じている状況
の中で彼らから私たちにアプローチすることはまずありません。

目上の人や上司から歩み寄っていきましょう。ここで注意を。趣味やプライ
ベートなどの切り口は止めておいた方が無難です。あくまで、仕事上の共通
項で勝負しましょう。


そのためには、彼ら個人と集団になったときの長所欠点を自分なりに把握し
ておかなければなりません。指導者として接するわけですから。長所欠点が
掴めていれば何も難しいことではありませんね。
良いところは伸ばし、悪いところは矯正してあげればよいのですから。


小さなことの積み重ねがコミュニケーションの具体化です。
まずは「若い人たち」の人間観察から始めてみてください。
そして、「まんま」の彼らを認めることをしてみてください。
彼らを戦力化してマネジメントしていくことが私たちの仕事なのですから。
プライベートや生き方までは理解できなくとも一緒に仕事をしていくなかで理
解しあえることは必ずできるはず。
「いまどきの」子たちだってわるくないなあって思えますよ。



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