未来をイメージする
- 時代はみるみる変わっている-
1. 過去30年の変化
韓国の大手家電メーカーサムスン電子の社内公用語は英語です。世界という市場を視野に入れているからです。同じく、楽天も2010年7月に社内の公用語を英語にすると発表がありました。
それは日本の人口構成上、やはり世界を視野に入れていかなければ成長が見込めないからでしょう。
時代は刻々と変化していきます。
15年前に知人のAさんが「これからどんどんインターネットで物を売買するようになる」と言いました。それに対して、Bさんは「日本はアメリカとは違って、デパートやお店に行くことも簡単。実際に手に取って、見て、買った方が楽しいから、日本ではインターネットで売買なんて流行らない」と言いました。15年前のAさんとBさんの議論は間もなく決着をみました。あっという間にインターネット売買は普及していったのです。
未来を見るには、素直な目が必要です。Bさんのように「そんな筈はない」という過去のモノサシでは未来を描くことは出来ません。
この30年で大きく生活やビジネスのスタイルは変化しました。
幼い頃、鉄腕アトムを始めとし、未来を描いた本がたくさんありました。私もワクワクして読んだことを覚えています。
その本に描かれていたことは絵空ごとではなく、現実となりました。高速道路や携帯電話などは実現された子供の頃の夢でした。
日本は高度成長期に、未来へ向けてのビジョンを国全体で共有していたのです。それがエネルギーの源だったのかも知れません。
今は激動の時代を迎えています。
社内で未来の世界、日本、そして会社の戦略をテーマに会議をしている会社も増えて参りました。
今後はより一層、未来をイメージし、視野に入れた経営が求められて来るでしょう。
Copyright © 2023 社員研修のグリーンサン企画株式会社 All Rights Reserved.