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社員教育相談室

社内の習慣を変える【社員教育相談室】

- 社員研修は技術やマインドだけでなく、社内の習慣を見直すことで効果倍増 -

1. 習慣を変えるにはエネルギーが必要

私たちは頑固です。頑固さは本能に根差し、自分の力でいままでの習慣を変えることすら容易なことではありません。

 

それは時間が周期であり、時を経ることは、寄せては返す波のように、リズムを持ちながら繰り返すこと、少しずつ形を変えながら螺旋階段を登るのに似ているからです。

 

ですから、悪しき習慣を絶ち切るために、その軌道を外れるには、ものすごいエネルギーが必要なのです。

 

例えば、売れない営業マンがいます。彼は「明日こそはがんばって30社訪問しよう。」と思いながら眠りにつきます。翌朝、いつものように眠い目をこすり、顔を洗い、着替え、朝食を取り、満員電車に揺られ会社に到着します。朝礼が終わり、資料をカバンに入れ、「行ってきます」と元気よく会社を飛び出します。そしていつもの喫茶店に入ってスマホを取り出します。……。夜、彼は「明日こそはがんばって30社訪問しよう。」と思いながら眠りにつきます。

 

よくあることです。こんなものなのです。彼はやる気がないわけでも、特別に意思が弱い人間でもないのです。ただ、悪い習慣から抜け出せないでいる困った人なのです。

 

個人で習慣を変えることは本当に難しいことです。自分自身で「よし!変えよう」と決心したからと言って、変えることができずに苦しんでいる人はたくさんいます。ギャンブル、アルコール、ネット、ゲーム、ダイエット、ついついヤフーのニュースをぼんやり眺め、ムダな時間を費やしていることに気づいても、そんなささいなことですら、なかなか変えることは難しいのです。

 

習慣は恐ろしく頑固であり、そして多大な影響力を持っています。

2. 企業教育で企業の習慣を変える

ところで、習慣を「個人」としてのものではなく、「組織」として考えてみてはいかがでしょうか。

 

ある私立の女子高では、学年毎に色が決まっています。皇室のお印に似ているかも知れません。例えば1年生は赤、2年生は緑、3年生は黄色です。呼び方は3年生に対しては「黄色の方(きいろのかた)」と呼びます。「○○の方(かた)」という言葉が相手に対する敬意を高め、自分たちの自尊心を養います。上級生に敬意や憧れを持つ生徒が多くなることは考えるまでもありません。また、日常の言葉遣いも良くなります。「上級生に敬意を持ちましょう」 「言葉遣いに気をつけましょう」と教師が口をすっぱく注意をするよりも何倍も効果的です。私学にはこうした伝統や文化が多く見られます。

 

企業教育も然りです。企業内で問題が目につく時、ついつい、個人に目が行ってしまいがちです。「○○君は報告をしない」「△△さんは書類の提出がいつも遅い」「××部長は気分で注意する人で雰囲気が悪くなる」など、「誰か」の責任にしがちです。では、問題の○○さんがいなくなれば問題は解決するのでしょうか。解決しません。同じようなことをする人が出てくるからです。企業の持っている「習慣」が現状の問題を招いているのです。

 

では、具体的に習慣にはどういうものがあるかです。先程の私立高の例でいくと、「言葉遣い」です。御社の言葉遣いは如何でしょうか?プラス言葉の多い会社は明るく良好な人間関係を築くことができます。お客様の呼び方を「クライアント」から「お客様」に変えるだけでも「お客様意識」に変化が見られます。「時間」についてはどうでしょうか?整理整頓は如何でしょうか?

 

個人で「習慣」を変えるのは難しいことですが、企業で「習慣」を変えることは比較的簡単なことです。集団なので、一度はずみがつくと波紋が出来、変化が継続するからです。そのきっかけをつくるのが「社員研修」です。

 

悪い習慣を良い習慣へ変えて行く。そのしくみ作りが社員研修の役目です。マインドを変えると同時に、企業の習慣を変えるしくみ作りも視野に入れると、研修が継続した力となり、研修効果が倍増します。

 

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