病院（医療機関）からの社員研修のご相談は年々増えております。そして、寄せられるご相談は、どちらの医療機関もほとんど同じ内容です。

多くの医療機関で抱えている問題は大きく分けて下記の2つです。

１．患者様やご家族に対しての「接し方」を院内で統一、徹底、向上を図りたいというご要望です。ＳＮＳやブログ、ツイッターにより医療機関に対する感想が即座に反映されるため、どちらの医療機関も「接し方の向上」は急務の課題となっております。

２．院内のコミュニケーションの円滑化です。ドクター、看護師、事務局のコミュニケーション。また、院長の「指示」「方針」「決定事項」に対しての理解とスピーディな実行が求められています。

特にドクターは自負心も高く、周囲もドクターに対して「進言」することが難しいため、研修という場で「組織」に対する「理解」を深めていただくところから始めていただきます。

ドクターの立場は重要です。ドクターが組織の決定事項に対して積極的に取り組む医療機関は、改革改善がどんどん進みます。

逆を言えば、どんなに看護師や事務局が改革を進めても、ドクターの協力なしにはなかなか改善できません。

例えば、看護師に「接し方の向上」を徹底しても、ドクターとの意識の乖離が大きくては、看護師のモチベーションも下がってしまいます。

院内ではドクターの立場が上です。上の人間が心掛けないことを下の人間が努力し続けることは至難の業です。

ですので、院内を変えようと考えた時、ドクターの意識改革・行動改革は必須となります。

院長の本音としては「ドクターにもう少し聞く耳を持って欲しい」「経営という視点を持って欲しい」「組織についての理解を深めて欲しい」という声があがっております。

＜ドクター研修のポイント＞

・組織の一員であるという自覚を持つ

・報告・連絡・相談の重要性と徹底

・院内コミュニケーションの向上

・院内のモラル向上

・患者の気持ちに寄り添う表現力

・組織の決定事項とは

・上司と部下の関係についての理解

＜ドクター研修は、何度も繰り返し行うことがポイントです＞